「イチロのイーロ」プロジェクトとは?

化粧板メーカーの伊千呂は、生活空間における家具の概念を根本的に変える
「生活の道具」を生み出したいという思いから、
「イチロのイーロ」プロジェクトをスタートしました。

「イーロ(ilo)」とはエスペランド語で「道具」という意味。
プロジェクト第一弾商品の「コロロデスク」と「コロロスツール」の“コロロ”という名称も、
エスペランド語で「色」を意味する“コローロ(Koloro)”という言葉から来ています。

プロジェクトはこうして始まりました

「イチロのイーロ」プロジェクトは、化粧版をつくっている株式会社伊千呂が、
家具をつくりたいと思ったところから始まりました。
でも、どうしていいかわからない。

そんなときに出会った本『クリエイティブ・マネージメント』(誠文堂新光社)に
掲載されていた記事を見て、デザインプロデューサーの紫牟田伸子さんに
相談したことからすべては始まりました。
紫牟田さんから紹介されたデザイナーさんの中で、
ホームページを見て伊千呂が一目惚れしたのがトラフ建築設計事務所(以下、トラフ)。
代表の鈴野浩一さんとスタッフの山家明さんには、
早速工場に来ていただいて、それからほぼ一年近く、
ポリエステル化粧板を使った実験と試作と熱い議論を繰り返していました。
そして、トラフから提案された「コロロデスク」のアイデアスケッチを見た瞬間、
それまで議論してきたことがかたちになった、
自分でカスタマイズができる家具、自分で好きなようにデコレーションできる家具、
そしてなにより、ひとりにもなれ、窓を開ければ開放的にもなる、
楽しい家具だと直感しました。

伊千呂の化粧版カタログのリニューアルデザインをお願いした
グラフィックデザイナーの色部義昭さんとスタッフの森定のぞみさんにも
「イチロのイーロ」プロジェクトに参加していただき、
カメラマンの伊藤彰浩さんに試作品撮影をしていただいてホームページも一新。
カタログとともに「コロロデスク」と「コロロスツール」の
試作品をお披露目したのは、2012年3月初旬の
店舗総合見本市「JAPAN SHOP 2012」です。
試作品は高円寺のイノウエインダストリィズにお願いし、
トラフには展示ブースもデザインしてもらいました。
会場では、イエローとスカイブルーのコロロデスクの前に座っていただいた方々が
みな笑顔になってくれるのがとても嬉しく、
さらにトラフが発信したニュースを見て、
海外からたくさんの人が反応してくれて、その早さにびっくり。
さらにたくさんの人にこのデザインを知ってもらいたい、
使ってもらいたいという気持ちを強くしました。

見本市の後、伊千呂の郡上八幡の工場で販売用の商品試作を開始。
ディテールを何度もトラフやクリエイティブチームのメンバーとともに検証し、
色バリエーションもそろえ、お使いいただける商品がようやく出来上がりました。

つながりとひろがり

プレス会社のデイリープレスの川村美帆さんに広報をお願いし、
川村さんからのつながりで、スタイリストの作原文子さんに
商品撮影のスタイリングしていただきました。
作原さんのスタイリングのアイデアはとても参考になるところが多いと思います。

また、伊千呂の地元名古屋にある国際デザインセンターの
海外ネットワークディレクター江坂恵利子さんとの出会いから、
思いかけず、2012年6月5日~10日に開催されたドイツ・ベルリンの
デザインフェスティバル「DMY-Berlin 2012」に出展する、
クリエイティブ・デザインシティなごやの出品作品のひとつとして
「コロロデスク」と「コロロスツール」を選んでいただき、
ベルリンでも3色のデスクと3脚のスツールを展示してきました。
会場では率直な意見をたくさんいただくと同時に、
ここでも笑顔をたくさんいただきました。

「イチロのイーロ」プロジェクトに関っていただいたすべてのみなさまへ、
そしてこれから関ってくださるすべてのみなさまへ

家具をつくりたい、
それも「生活の道具」としてなにか生活する人が関われるものをつくりたい、
という伊千呂の漠然とした思いをかたちにしてくれたのは、
プロジェクトに関わってくれた人たちです。
そして「イチロのイーロ」の始まりを後押ししてくれたのは、
日本やベルリンの展示で笑顔になってくれたたくさんの人たち。
感謝の気持ちでいっぱいです。

そしてこれから、デスクやスツールを使ってくださるみなさま、
どうぞよろしくお願いします。
みなさまの生活をちょっと楽しくできるようなものを、
これから伊千呂は生み出していきたいと思っています。

ご購入の前に知っておいて欲しいこと